パソコンを使用中に水をこぼす事故。これは誰にでも起こりうるハプニングです。そんな時、どのような対処法が最も効果的なのか、また、何を避けるべきなのかをこの記事で詳しく解説します。特にパソコン初心者の方は要チェックです!
パソコンに水をこぼした時、まずすぐにやるべきこと
水をこぼすと、パソコン内部のショートや腐食のリスクがあります。早急に正しい手順で対処することが大切です。
1. 速やかに電源を切る
パソコンに水をこぼした際、
これにより、ショートのリスクを大幅に減少させることができます。電源が入ったまま水分が回路や部品に触れると、ショート回路や焼損の原因となる可能性があります。
また、電源を切る際は、強制的に電源ボタンを長押ししてシャットダウンするより、通常のシャットダウン手順を実施するのが理想的です。
しかし、状況に応じて迅速に電源を切ることが最優先です。
2. 周辺機器を取り外す
電源を切ったら、マウスやキーボードなどの
ノートパソコンの場合は、可能であればバッテリーも取り外します。
これは、水分が周辺機器から本体へ拡散するのを防ぐためです。
特にUSBやHDMIなどのポートに水が入り込むと、内部の部品や回路に損傷を与える可能性があるため、速やかに接続しているケーブルやデバイスを取り外すことが重要です。
また、取り外した周辺機器も拭き取って水分を除去し、安全な場所で乾燥させましょう。

水をこぼしたパソコンは本当に大丈夫なのか?
水をこぼした直後、パソコンが正常に動作している場合でも、将来的なリスクが考えられます。
水分が内部の部品や回路に残っていると、時間の経過とともに腐食やショートが進行し、突然の故障の原因となることがあります。
水分の影響とは
パソコン内部は複雑な電子回路で構成されており、微量の水分でもこれらの回路に影響を及ぼす可能性があります。
水は電気を通す性質があり、内部の部品間でショート回路を引き起こすことが考えられます。
また、水分が乾燥しても塩分やミネラルなどの不純物が残留し、これが腐食の原因となることも。
乾燥後も安心できない理由
パソコンを乾燥させた後でも、完全に水分が除去されているとは限りません。
特に、パソコンの内部は密閉されている部分が多く、水分が完全に蒸発しきれない場合があります。
そのため、乾燥したと感じても、内部で水分が部品や回路に影響を及ぼしている可能性が考えられます。
対策としてのメンテナンス
水をこぼしてしまった後、パソコンが正常に動作しているからといって安心してはいけません。
定期的に内部のチェックを行い、必要に応じて専門の業者によるメンテナンスを受けることがおすすめです。
これにより、長期的な故障のリスクを最小限に抑えることができます。

パソコンに水をこぼした、バレるのか?
パソコンに水をこぼしてしまった場合、外部からはわかりにくいことが多いですが、内部的な影響や後の故障が発生した際の修理時には、水濡れの痕跡が見つかることがあります。
ただ、会社のパソコンなどの場合は、できればバレないようにしたいときもあります。悪いニュースほどきちんと伝えないといけませんが、上司に怒られるのが怖いので、隠したい場合もあるでしょう。
水濡れの外部的な痕跡
水に濡れると、キーボードやマウスパッド、各種ポート周辺に水滴や水滴による跡が残ることがあります。
また、液晶ディスプレイに水が浸入した場合、水滴や濡れた跡が見えることがあります。
これらは乾燥させることで見えなくなることも多いですが、完全に痕跡を消すのは難しいことも。
内部的な水濡れの痕跡
パソコンの内部には水濡れの痕跡を示すインジケーターが設置されている機種もあります。
これは、保証対応時などに水濡れが原因での故障かどうかを判断するためのものです。
水が触れると色が変わるタイプのものが一般的です。
修理時の水濡れの確認
パソコンを修理に出した際、専門の技術者が内部をチェックすることになります。
このとき、水濡れによる腐食やショートの跡などが見つかることがあります。
特に水濡れが原因での故障の場合、保証が適用されないこともあるため、注意が必要です。
水濡れを隠す方法は?
水濡れの痕跡を完全に隠す方法は難しいですが、早急に対応し、きちんと乾燥させることで、後の故障のリスクを減少させることは可能です。
しかし、故障が発生した場合や修理が必要になったときは、正直に状況を伝えることが大切です。
まとめ
パソコンに水をこぼすというアクシデントは突然訪れるもの。
しかし、正しい知識と迅速な対応があれば、最悪の事態を回避できる可能性が高まります。
この記事の情報を頭に入れて、もしもの時に冷静に対応できるようにしましょう。




