2022年5月29日(日)22時放送の「日曜日の初耳学」(MBS毎日放送)に登場された、森岡毅さんのお話のまとめ記事です。森岡毅さんの経歴など詳しくは省略(ウィキペディアはこちら)しますが、USJをV字回復させたり、多くの企業再生の立役者である凄い方です。
この記事を読むことで、
就活生・社会人・子を持つ親
どんな人の人生にも役立つ気づきが得られ
自分のキャリアの変数(自分でコントロールできる)を知り
人生がうまくいくための具体的な方法を知ることができます
動画はTVerでどうぞ!この記事は、動画を書き起こして、編集したものになります。
林修先生の初耳学で森岡毅さんが凄かった!
この出演で、森岡毅さんが悩める若者を前にして一番伝えたかったことは、
キャリアの変数(コントロールできる)って何だろう?
でした。自分でコントロールできる部分(変数)で努力をすることで人生が好転する、そこを伝えたかったそうです。
これが結論でした。この3つができれば、人生が仕事が生活が上手くいきます。
久代アナの質問「進むべき道は…バラエティ?報道?」
失敗してもいい
とにかく前向きにやってみる
それが大切な経験に変わる
雑談を交えながらこうした話をされる中で、授業に呼ばれた6人の若者を前に、若者の質問に答える形で話が進んでいきました。
10年局アナからフリーになった久代アナの質問は、
「なりたい自分」と「なれる自分」の葛藤についてでした。
森岡毅さんは、自分の特徴を自分で認められないことに人は悩みます、と語りました。
森岡さんも、「人が何を感じているのか」を感じ取る能力、言葉以外を読み解く能力が偏差値30くらいしかないと嘆いた時期がありました。マーケティングの仕事をしながら、ファッション誌を読もうとして、詳しい人に読み方を尋ねると、「ファッション誌は読むんじゃなくて感じるもの」と言われるも、何も感じなかった森岡さん。
自分のないものを頑張ってもうまくいかないので、「自分の得意なところで勝負する」
苦手なセンスで戦わず、強みの数学を活かした
成功している人はその人の特徴がハマってる
例外はなく、どの分野みてもそう
最も必要なロールモデルは
自分の特徴に似た人がどう成功したのか
その人の特徴が活きる環境を選択できて
特徴が芽が出て花が咲いた
森岡流「自分の特徴を知る方法」とは?
番組の中で紹介されていた、就職の前に「自分の特徴を知る方法」について解説します。
大学4年女子(4社内定就活生)の悩み「業界がバラバラで、どの業界に進むべきか選べない」
この質問については、2つ伝えたいと森岡さん
1.正解はたくさんある
大吉を一本釣りを狙うのでなく、たくさんある「吉」「小吉」「中吉」を引けばいい
大吉にするのは入った後の自分自身
失敗の選択肢とは…自分の合っていない職能にハマる事
2.会社を選ぶのでなくて自分の特徴に合致した職能を選ぶ
営業職、マーケティング、経理、商品開発など職種をまず考えることが大事
1.職能をどういう方向に進めるか
2.職能を磨ける場所としてどこが適切か
自分の強みが分からない人はどうすればいいか?⇒自分の特徴・適性が分かる方法
自分の強みを知るには動詞で物事を考える
動詞の中に特徴・強みのヒントが隠れている⇒TCLに分ける
例)・人と話をする(動詞)のが好き
・漫画(名詞)を見るのが好き⇒コンテンツを見て想像力をかきたてられる(動詞)のが好き
・サッカー(名詞)が好き⇒サッカーの作戦を考える(動詞)のが好き
これを最低50個、できれば100個書き出す⇒ポストイットに書き出してペタペタペタペタ
TCLとは?
T(考える力)シンキング
⇒戦略家…ファイナンス、コンサルタント、研究職、マーケティング
C(伝える力)コミュニケーション
⇒人と繋がる力…営業職全般、プロヂューサー、広報
L(人を動かす力)リーダーシップ
⇒変化を起こす力、人を動かす力…経営者、管理職、プロジェクトマネージャー
動詞で考えた好きを3つに分類して、自己分析(長所、短所のあぶり出し)してみます。
この方法で職能を選べば、「中吉以上」は引けると森岡さん。
ポイントは、弱点が重要な職能は避ける(話すのが苦手な人が営業職など)ことです。
ただ、色んな人がいて社会は成り立っていく
就活は業界、会社で選ばず、自分の特徴が強みになる職種を選ぶことが大事
目的志向「自分の仕事の目的の中で一番重要なこと、重心」をつかむ
数学的に言うと、3つの点が決まると、必ず重心が存在する。その核心部分をおさえることが大事。
USJ再生の際、38個の問題点があり、一発で解決する重心は「集客」の低迷と判断。
緻密な情報収集と闇雲に探さず、重心を捕らえる姿勢で臨んだ。
冒険テーマパーク「ネスタリゾート神戸」の再生では、漁師に弟子入りし、大自然を活かした人気アトラクションを生み出した
ただ、1人で全部に興味を持てないので領域を分担する
1つ2つ得意な領域を作ればいい
キャリアの変数(コントロールできる)で努力していく
つまり、今までの話をまとめると、、、。
変数で努力すると上手くいく
1.自分の特徴の理解 2.環境の選択 3.特徴を磨く努力
自分の特徴を知り、特徴が活きる環境を選ぶ、そして縦に積んでいく
林修先生の初耳学、森岡毅さんの話の感想
個人的な感想ですが、素晴らしいお話でした。どの世代の人にも響くお話でした。森岡さんの話が響くのは、ご自身が自分の得意分野を伸ばす方法で、凄まじい努力を重ねて、成功されているからだと思います。
本も沢山出されています。放送後に、地区の図書館で森岡さんの本を探しましたが、借りられていました。
森岡毅さんの著書
- 『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』(2014年、KADOKAWA/角川書店)
- 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』(2016年、KADOKAWA/角川書店)
- 『確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力』(2016年、KADOKAWA/角川書店)
- 『マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド』(2018年、日経BP)
- 『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』(2019年、ダイヤモンド社)
- 『誰もが人を動かせる! あなたの人生を変えるリーダーシップ革命』(2020年、日経BP)
どれか1つでも読んでみたくなり、2014年のUSJのジェットコースターの本を読んでみました。既存のもので、いかに工夫をするか。とにかく現場に出て、四六時中復活への策を考える努力あっての画期的なアイデアだということが分かりました。
今回の出演は前編だそうです。また、後編があるようですので、楽しみに待ちたいと思います。6/12、後編でした。後編の記事がこちらです。
今までの名言などの記事がこちらです!ぜひ、併せてどうぞ!
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