私は、約2年前に消防団員を辞めました。そのときの理由や、退職したときの退職金などについて体験談をお話します。
消防団はいらないと思う理由
私は、消防団という組織はいらないと思っています。
理由①消防団は不要だと思います。
火事のときに、消防団員が招集される機会もあります。私は約10年いましたが、火事現場は3回経験しています。消火活動をしたこともあります。ただ、消防団員が火事現場に行ったところで、大して役に立ちません。
火事現場では、本職の皆さんが本丸を消火してくれます。
消防団員の火事現場での役割は、交通整理や数人で重い物などを運ぶときの要員。鎮火するまで現場に残る要員くらいです。
一応、身分的には「非常勤、特別職の地方公務員」という位置づけです。本業があっての補助的な役割。ただ、本職の人が敬ってくれたりするので、自分たちは偉いと勘違いしている団員が、かなりいました。
理由②社会的役割がほぼない
消防団員は、地域を支える縁の下の力持ち的な役割は、多少はあります。しかし、それは建前で、普段していることは税金でお酒を飲むこと。
台風や災害のときに、無駄に消防車をパトロールして、いかにも活動しています的なことをします。
出初式を年始にしますが、ただのパレード。偉い人の長い話を聞くだけ、表彰される人を祝うだけ、夜は飲みに行くだけ。
理由③時代が昭和で止まっている
消防団という組織は、時代が昭和のパワハラ時代のままです。縦割りにしないと、災害時に機能しないため、命令系統はしっかりしています。
しかし、セクハラ、パワハラ、ひどいところは上の人間の横領など、やりたい放題です。
税金の無駄使い。おそらく、ある程度予算を付けておいて、少しお酒を飲むお金を出してやれば、上の者に従う都合の良い人員を養っておきたいだけの組織。
災害のときに、便利に使える要員を確保しておきたいだけです。
現に、消防団員の平均年齢は年々0.6歳程度上がっています。これは、若い人が入っても辞めていくのと、中高年だけが居座るということで、おじさんたちの年齢が1歳上がるので、そのまま平均が上がるという数字です。

消防団を辞めた理由
辞めたいと思った理由は次の3つです。
理由①人間関係が最悪だった
これが一番大きな理由です。やはり人間関係です。私は、最初地元の消防団に所属しており、途中で引っ越しして別の地域に行きました。その引っ越し先で、新たに消防団に入りました。
これが地雷。地元では、所属だけして年末夜警と出初式、時々研修くらいで緩いものでしたが、引っ越し先では、操法大会がガチでありました。
人間関係が最悪で、ADHDのくせに部長をしているヤツがいました。空気も読まずに、人間関係をめちゃくちゃにしていくヤツでした。
酒クセの悪い団員も多かったです。尊敬できない上が多すぎました。優良企業の会社員も中にはいましたが、ダメな奴が目立ちすぎ。
そういう社会の底辺の者が、粋がることができる組織なのでしょう。どこでも相手してもらえないので、消防団で若い子に威張り散らすような輩が総じて多いです。
理由②支部内で金銭トラブル
尊敬できない上が、支部のお金を自分のお金のように扱いました。具体的には、手当を急遽作って支部のお金を自分の懐に入れたり。
生活に困窮して、支部のお金を借りて1万ずつ返すから、と約束したヤツがいて、それを支部長が承認しました。
当時会計をしていましたが、そんなことをされたら、やってられるかと、退職を決めました。
消防団は報酬が出ます。小遣い稼ぎにする人もいるかもしれないですが、年に5万とか10万円程度です。ガチっても年に20万円くらいです。
そんな小遣い稼ぎのために、家族との時間、自分の時間を犠牲にする有用性はないですよ。仕事で稼いで、社会福祉のためにサラッと寄付をするような行動の方がよっぽど社会貢献です。
理由③本業にも支障が出ていました
操法大会の練習が平日週に2、3日、多いときは週5でありました。午後7時から2時間程度。家族との時間を、どうでもいい操法訓練にあてていました。
本業にも支障が出ました。操法大会の選手になったとき、上の者から「お前は、仕事中も練習してるのか」と聞かれて「してません」というと「だからダメなんだ」というようなことを言われました。
仕事中、操法でガミガミ言われることが気になって集中できなくなったことも。職場で受けたストレスチェックでひっかかり、医師の診断を受けたら、「原因は消防団活動ですね」と言われて、職場の役員から会社の経費で何をしてるのか、と皮肉られたこともありました。
なお、消防団を辞めてから、ストレスの原因が減って、本業で昇進できました。
消防団の退職金が出ました
消防団は5年以上在籍していたら退職金が出ます。5年の団員で20万円~です。
私は、班長で9年くらいだったので、26万円くらいでした。このお金で家族と旅行に行きました。今まで迷惑かけたね、という意味で。ただ、40年とか団長とかのフルコンボでも100万円前後の退職金ですね。

消防団の辞め方
消防団を辞めようと決意して、それとなく支部長クラスくらいには、もう辞めたいという話をしていました。
分団長や方面隊長へは、あえて言わずに、もう退職が決まってから撤回できないタイミングで話しました。なぜなら、引きとめられるからです。
当時の方面隊長は、未だにまた入らないか、と言ってきますが、絶対に戻ることはありません。普通に現団員に道で会ったりしますが、もう戻ることはないと言います。
消防団員が向いている人とは
ネガティブなことばかり書きましたので、少し最後に向いている人を挙げていきます。
地域の役に立ちたい人
災害時のお助けマンになりたい人。理不尽なパワハラにも耐えられる人。ハヤブサ消防団というドラマがありましたね。地域を守る意味では、ああいう感じのテンションでやっている人がいます。ただ、この話は途中から変な宗教が絡んで、消防団関係なくなりましたけどね(笑)
お酒が好きな人
お酒を飲むのが好きな人は向いています。税金でお酒を飲む機会が多いです。出初式の飲み会では、国会議員と飲む機会とかもありました。
良い仲間ができた人
私のいた支部は、おかしい人が多かったですが、雰囲気の良いところもあると思います。そういう一緒にいて楽しい仲間といられるなら、ずっと所属していきたいと思うでしょう。
また、定期的に団員同士で旅行に行ったりするところもあります。そうした楽しみも、良い仲間とだったら、人生のスパイスとして良いかもしれませんね。
まとめ
消防団は、おかしな組織です。社会にとってあまり必要のない団体だと思います。もしあなたが消防団を辞めたくなったら、勇気をもって辞めましょう。あなたの貴重な時間がもったいないです。あなたが、より良い生活が送れるように願っています。
