顎木あくみ先生の小説発の「わたしの幸せな結婚」という作品。7月からはアニメ放送が開始されます。
この記事では、
「わたしの幸せな結婚」の中に出てくる
「異能」とは?
「見鬼の才」とは?
主人公「美世」の異能である「夢見の才」とは?
といったところをご紹介します。
「わたしの幸せな結婚」の主人公「斎森美世(さいもり みよ)」の異能とは?
斎森美世の異能は、「夢見の力(ゆめみのちから)」です。他人の夢に入り込める特殊能力です。
「異能(いのう)」とは異形のものを退治する力
わたしの幸せな結婚の中では、随所に異能という言葉が出てきます。
この異能とは、「異形のものを退治する力」のことを言います。
異形とは、「鬼」や「妖」などのことです。
美世の能力は「夢見の力」
美世の育った斎森家は、代々の異能を引き継ぐ名家でした。ただ、美世は自分に異能がないと思い込んでおり、そのせいで亡くなった母の代わりに母親になった異母や異母との間に生まれた異母妹などから、虐げられて育ちます。
美世の異能は封印されていた、その理由は?
美世の異能は、封印されていました。理由は、美世の母親の澄美が、使い方を誤れば危険である「夢見の力」を封印してきたからです。
薄刃家の女性にだけ伝わる能力
美世の持つ「異能」「夢見の力」は、薄刃家(うすばけ)という斎森家の裏の顔である「薄刃家」の女性にだけ伝わる能力です。物語の中で、薄刃家の人間と接点を持つようになった美世は、薄刃家の血筋について知ることになります。
美世に「見鬼の才(異形を見る能力)」はない
美世には「見鬼の才(けんきのさい)」はないです。
斎森家では無能と誤解され虐げられていた
美世には「見鬼の才」はありません。このことから、斎森家の家族は、美世を無能扱いして、美世自身の自己肯定感も薄いままでした。そのことで、家族から虐げられて育ちます。
特に、妹の香耶は、美世をずっとバカにしてきます。これは、親の教えが悪い部分もあって、香耶本人のせいでないという側面もあります。
「わたしの幸せな結婚」は美世のシンデレラストーリー
「わたしの幸せな結婚」という作品は、明治大正時代頃の架空の世界のファンタジーの要素もあるシンデレラストーリーです。文字通り、幸せな結婚の話です。
最初の頃は、美世は髪はボサボサ、服はボロボロなど、名家の娘なのに、使用人同等の扱いを受けてきます。それが、追い出されるように嫁いで、運命の人に出会ってどんどんきれいになっていく作品です。
恋愛模様も、2人の距離を縮めていくさまが初々しさもあって、ほんわかします。
「わたしの幸せな結婚」のまとめ
この記事では、美世の異能についての記事でした。わたしの幸せな結婚は、異能や異形など、特殊な言葉が出てくるので、最初少しとっつきにくさはあると思います。
予備知識なしで、映画をみた人が「ストーリー」がわからない、という感想を持った人もいたのも、こうした言葉にも要因があるように思います。
ただ、この作品は、小説発の構成はかなりしっかりした作品なので、どっぷり浸かってもその価値があるものだと思います。ぜひ、わたしの幸せな結婚ワールドを楽しんでいきましょう!