「わたしの幸せな結婚」は、アニメ化も映画化のされた大人気作品です。
「わたしの幸せな結婚」作品のわき役、ゆり江について掘り下げてみます。
ゆり江は、わたしの幸せな結婚作品においてなくてはならない役柄です。
主人公2人をくっつけるキューピット役も果たします。
「わたしの幸せな結婚」のゆり江とは?
わき役の「ゆり江」とはどんな人物でしょうか?解説していきます。
久堂家当主久堂清霞を幼いころから知っている中年の女性です。清霞を「ぼっちゃん」と呼んだりし人前でそれはやめてくれ、と清霞が照れながら言うことも。
主人公の美世と久堂清霞の仲を取り持つキューピットの役割を果たす、ゆり江です。
ゆり江のキューピットエピソード
ゆり江が主人公の2人の仲を取り持つキューピット役を演じたエピソードを4つご紹介します。
エピソード①「料理を手伝ってくれた美世」を持ち上げた
最初、朝ごはんを美世が手伝って作ってくれたことを清霞に伝えます。「それはもう手際がよくて」と褒め称えました。ただ、清霞は冷酷無慈悲でした。まだ知らない女性の作った料理に対して、「毒でも盛ったか」と冷たく接します。
清霞は大人げないですね。ただ、それまで縁談で引き合わされてきた女性が多くて、女性に対して不信感があったのは事実でしょう。最初は、警戒していたと言えばそれまでです。
エピソード②「美世さまは今までとは違う」発言
美世が久堂家に来たばかりのときに、ゆり江は
「美世さまは、今までいらした方々とはどこか違います」
「ゆり江はうれしかったのですよ。気を遣って仕事を手伝ってくださった方は初めてでしたから」
これには、清霞も「…そうか」と
エピソード③「手料理が食べたいなら」発言
清霞が美世に不器用に「本当に毒を入れる気ならば容赦しないが」と言いました。「美世さまの手料理を食べたいならそうおっしゃればいいのに」と美世に助太刀。
照れ隠しに、あえて冷たい言葉でしか話せなった清霞の本心。美世の健気な様子を見ていて、引き合わせる見事なパスです。
手料理が食べたいなら、素直にそう言えばいいのに。なんてまどろっこしい清霞なんでしょうね。
エピソード④「いいと思いますよ」発言
清霞がいつになく、美世のことが気になってしょうがなくて、ゆり江と話していたときに
「ゆり江は美世さまは良いと思いますよ。坊ちゃんの奥さまに」
とやけに言い切って、キューピット役を演じています。ゆり江は美世と出会って3日ほどでした。女の勘は良く当たるとも言います。多くの経験をしてきているゆり江の審美眼は確かなものであると言えるでしょう。
ゆり江がキューピットとなり、どんどん話が進みます。
キューピットのおかげで美世と清霞は良い仲に
美世と清霞がどんどん距離を縮めていきます。これは、ゆり江が双方の言い分を上手く聞き出して、コントロールというか調整しています。
美世と清霞の結婚の仲を取り持つわき役は、他にも五道佳斗がいます。清霞の部下で、何かと清霞を茶化しては、2人の仲を近づけています。
「わたしの幸せな結婚」アニメと映画の「ゆり江」キャストは?
アニメと映画でのゆり江のキャストを紹介します。
物腰が柔らかくて、けどどこか威厳もある役を見事に演じておられました。
まとめ
「ゆり江」の役割やキューピットエピソードについて取り上げてみました。使用人でありながらも、昔から清霞のことを見ているだけあって、抜け目ないです。
この明治大正時代の名家には、当たり前にこうした良き世話人がいたのでしょう。家の周りのことをさりげなく目立たないように調整してきた役割もあったでしょう。
現代は核家族化が進み、政略結婚などあり得ない自由恋愛の時代です。時代錯誤なのですが、やけにこの窮屈な設定に心が惹かれてしまいます。これはやはり、シンデレラストーリーという美世がどんどん綺麗になっていく過程。また、周りの設定が絶妙だからでしょう。