この記事では、大人気のファンタジー作品「薬屋のひとりごと」に焦点を当てます。
この作品が
- どの国をモデルにしているのか
- 時代背景や時代設定は何か
- 舞台はどこか、世界観は?
といった疑問に対して、作者の日向夏さんの見解を深掘りしていきます。
この記事を読むことで、この作品の世界観やキャラクターに対する理解が深まり、さらに「薬屋のひとりごと」を楽しむことができるでしょう。
「薬屋のひとりごと」はどこの国のお話?
「薬屋のひとりごと」は、ファンタジー作品として多くの読者を魅了しています。しかし、物語の舞台は一体どこの国なのでしょうか?
作中では明示されていませんが、
衣服や花街、後宮などがこの時代を参考にしています。
唐代(とうだい)とは
唐代は中国の歴史において非常に影響力のある時代であり、多くの文化や技術が発展しました。楊貴妃(ようきひ)もこの時代の美女として知られています。
楊貴妃(ようきひ)とは
楊貴妃は、唐代の皇帝である玄宗の愛妃で、その美貌と魅力で多くの人々を惹きつけました。作中の衣服や花街、後宮は、彼女の時代をモデルにしています。こうしたことからも年代を推測することができます。
現代でも、美人の象徴として、楊貴妃が例えられます。西のクレオパトラ、東の楊貴妃と呼ばれます。
四妃は、唐代の貴妃の名前を使用
「薬屋のひとりごと」の歴史的な見解を決定づけるのが、四人の貴妃の名前です。
「梨花(リファ)妃」の「賢妃(けんひ)」
「玉葉(ギョクヨウ)妃」の「貴妃(きひ)」
「阿多(アーデュオ)妃」の「淑妃(しゅくひ)」
「里樹(リーシュ)妃」の「徳妃(とくひ)」
は、唐代の貴妃の名前を引用していることから、唐の時代を意識していることは、バレバレの物語です。
なかなかに後宮の人間関係は、ドロドロでありまして。美しさや権利を巡って、いろんな人の思惑が交錯していきます。そういう中で、猫猫(マオマオ)が、薬学の知識でもって、問題解決をしていきます。
「薬屋のひとりごと」の時代背景は?(文化レベルと薬学知識)
「薬屋のひとりごと」は、唐代をモデルとしながらも独自の時代背景を持っています。文化レベルは大体十六世紀ごろに設定されており、科学的知識は十九世紀くらいまで使用されています。
文化レベルの設定
作中の文化レベルは十六世紀ごろに設定されていますが、話のネタとして紙不足を引き起こしたり、科学的な要素を取り入れています。
建物などは、この16世紀頃を意識してると言えるかもしれません。物語の舞台となる建物などです。具体的なモデルとなる建物があるわけではないですが。
科学的知識の範囲
作中で使用されている科学的知識は、十九世紀くらいまでのものが使われています。これにより、現代から見ても不自然ではない世界観が形成されています。
猫猫が披露する薬学の知識も、このくらいの時代背景の中で紹介されています。200年前くらいのことなので、現代になっても、あまり違和感はない感じです。
「薬屋のひとりごと」の時代背景や世界観は?
唐の時代にはなかった薬学の知識と、唐の時代の服装が時代が混ざって表現されているのが「薬屋のひとりごと」ということでしょう。
時代背景や世界観は、いろいろと良いところ取り、といった感じです。アニメという特性から、こうした設定は作者側で作れるところかと思います。
まとめ
作品「薬屋のひとりごと」は、唐代をモデルにしながらも独自の時代背景と魅力的なキャラクターで多くの人々を惹きつけています。いろいろミックスされているところが独自の魅力です。
この記事を読んで、あなたも作品の世界観ついて更に理解が進んだでしょう。是非、「薬屋のひとりごと」の物語をこれからも楽しんでいきましょう。