この記事では、「怪獣8号」が過大評価と一部言われていることについて
様々な面から考察してみたいと思います。
「怪獣8号」が過大評価と言われる理由①最初だけ面白い?
「怪獣8号」は最初だけ、コミックで言えば1巻2巻くらいまで、という声があります。もともとは、怪獣王国日本に存在する怪獣たちを「日本防衛隊」が倒していく展開。
最初だけ面白いと言われることについては、以下の記事でも説明しています。
ただ、怪獣9号と言うラスボスが、倒しても倒しても何度も出てきて、さらに説明が長いことが、最初だけと言われる理由の1つです。
また、主人公の日比野カフカが「怪獣8号」に変身できるという、禁断の秘密が一部の防衛隊の同僚にだけ知られていたのに4巻で正体がバレてしまって、という流れがあります。これからの展開に不満を持つ読者が一定数います。
この一番肝の部分を早々にバラシてしまったことが、「怪獣8号」の今後の展開、人気に影響を及ぼしました。
「怪獣8号」が過大評価と言われる理由②記録は凄いけど、休載も多かった
この大記録は、数字が物語る凄い記録です。
ただ、ジャンプ+での連載中に、休載や隔週になることも多くて、それがファンの心が離れたきっかけにもなったでしょう。最大1ヶ月休載したときもありました。
私は、コミックで一気に読みましたので、勢いそのままに読破できました。
普通に連載を追っている読者としては、「あぁ、あの休載多い怪獣8号ね」という印象を持ってしまっている方は多いでしょう。
これだと、アニメ化されるほど評価されていることに、「過大評価」だと判断するのも無理はありません。
「怪獣8号」が過大評価と言われる理由③キャラクターの年齢設定に無理がある
主人公の日比野カフカは32歳。しがない怪獣の清掃員が、かつての夢を追いかけるべく「防衛隊」入隊を目指します。
このおじさんが夢をあきらめずに目指すというのは、同世代の社会人とかには受けがよさそうですが。
憧れている隊員が5歳下の亜白ミナで27歳。また、一緒に戦う少女は若干16歳の四ノ宮キコル。16歳も年下との協力体制。この年下の女子と32歳のおっさんが一緒に戦うという設定が、「少しキモイ」という意見があります。
とはいえ「怪獣8号」は戦闘マンガなので、恋愛要素は、ほぼないです。あっても、回想シーンやカフカとミナの男女の友情シーンがある程度です。戦友という位置づけです。ただ、カフカがミナを守りたい、という正義感めいたものがあるかもしれません。
「怪獣8号」が過大評価と言われる理由④いろいろパクリでは?
「怪獣8号」は怪獣VS人間という対立構造がはっきりした漫画です。また、SFっぽさもあります。
こうした設定が「進撃の巨人」や「新世紀エヴァンゲリオン」などと被っているのでは?ということも言われています。ほかのいろいろな戦闘ものの作品との類似性も指摘されています。
また、エヴァとのパクリが特に指摘されたのが、四ノ宮キコルが怪獣15号から受けた精神攻撃が、エヴァのアスカが受けたそれと似ていたという指摘。
これは、かなりの人が感じた違和感でした。キコルとアスカの若くしてエリートという人物像も似ています。
まとめ
「怪獣8号」が過大評価と言われる理由は以下の4つです。
①最初だけ面白い?
②記録は凄いけど、休載も多かった
③キャラクターの年齢設定に無理がある
④いろいろパクリでは?
この4つの側面から考察してみました。
私個人としては、総じてまだまだ面白い作品で、怪獣に立ち向かう防衛隊の雄姿を楽しく拝見しています。私は、「過大評価」なんて思っていなくて、十分に評価されるべき作品だと思っている、ということだけはお伝えしておきます。
当ブログでは、「怪獣8号」作品関連の記事をたくさん掲載しております。関連記事もご覧いただき、作品をより楽しんでいだけると幸いです。