「わたしの幸せな結婚」は、原作小説「顎木あくみ」・コミック漫画「高坂りと」による人気作品です。2023年7月から9月アニメ放送がありました。(アニメ公式サイトがこちら)
この物語は、文字通り「結婚」にまつわるストーリー展開になります。時は大正・明治時代頃の設定で、政略結婚も普通にあった時代の話。結婚で家同士の付き合いなどが複雑に絡み合う話です。
話の中に、頻繁に「異能(いのう)」という言葉が登場します。
この記事は、わたしの幸せな結婚
ヒロイン美世の異能についての記事になります。
これまでのわたしの幸せな結婚についての記事がこちらです。
わたしの幸せな結婚、異能(いのう)とは?
そもそも、この異能とはどういうものでしょうか?
異能とは何?
異能というのは、分かりやすく言えば「超能力」のようなものです。火を扱えたり、念力や瞬間移動ができたり、透視能力があるなど。
たとえば、ヒロイン・斎森美世(さいもりみよ)の嫁ぎ先である久堂家のお風呂は、異能仕様です。当主の久堂清霞(くどうきよか)が火を扱う異能があり、その異能によってお風呂を炊くようにできています。
美世の異能とは?(夢見の才)
ネタバレにはなりますが、物語の中で美世は何度も夢をみます。自分の今の状況に応じて、登場人物もいろいろ。その夢をみることが、美世の異能そのものだった、ということです。
美世の異能は、人の心に入り込める領域で、夢見の才と言われます。
美世の異能は薄刃家のみの能力?
この能力は、美世の母親の旧姓、薄刃(うすば)家のみが使える異能です。人の夢に入り込めて、過去も未来もコントロールできる特殊能力です。
これが、テレパシーの異能であって、使い方によっては恐ろしいことから、美世の母親(澄美)は美世の異能をテレパシーで封印して、美世には異能がないと美世に思い込ませていました。いわば親心です。
この夢見の才は、国をも動かすパワーがあるため、美世の異能を封印していた澄美。けど、やがて美世は自分に異能があることに気付いてストーリーが展開します。
薄刃家(うすばけ)とはどんな家系?
美世の実母澄美は、もとは薄刃家の人でした。この薄刃家という家系は、夢を操る異能を持つことから存在を消して暮らしていました。
美世の母親澄美が、薄刃家の人間でありながら斎森家に嫁いだのは、かなりの異例でした。身を隠すように生きており、家族も血縁関係にある者がいっしょになるようなこともあったようです。
美世の前に現れた鶴木新(つるきあらた)は、実は薄刃家の人間で本名は薄刃新です。この辺りから、美世と清霞だけラブラブという展開に変化がついてきます。
あらたな敵が現れてくる感じですね。面白くなってくるところです。
美世の異能が発揮される場面(シーン)がある?
自分の異能に気付いて、清霞がピンチのときに、清霞を助け出すために美世の異能を発揮する場面も訪れます。
また、政略結婚で斎森家の香耶が理解者の辰石幸次と婚約して、美世は追い出されるように清霞と婚約しますが、美世の異能の凄さに気付かなかった斎森家の人も愚かなものでした。
国をも動かす力を持つ異能の使い手をみすみす手離す斎森家は、所詮その程度の家だったということでしょう。
かわりに、異母妹の香耶を可愛がって、美世のことが気になる幸次と婚約させて。
わたしの幸せな結婚 美世の生い立ち
彼女の生い立ちについてです。
美世の生い立ち
主人公のヒロイン美世は異能がないことで、家族から虐げられてきました。美世の母親(澄美)が早くに死んでしまい、父親が再婚。再婚相手との間に子どもができて、その娘の香耶(かや)には異能があるということで、継母が香耶ばかり可愛がって、美世は名家の令嬢でありながらも、お手伝いさんみたいな立ち位置で過ごしていました。
美世の両親に異能があるのに、美世には異能がないことで、斎森家で居場所を失い、理解者だった幼なじみと妹の香耶が結婚し、美世は斎森家を追い出されるかたちで、家を出ました。
彼女の生い立ちが見えないことを清霞が不信に思う
美世が久堂家に来て、行動や所作をみて、だんだん美世を気にしてくる清霞です。美世に惹かれていく清霞です。しかし、美世は名家の令嬢であるはずなのに、あまりにもみすぼらしい格好でした。
また、口を開けば「申し訳ございません」と何かに怯える様子。美世は、もういつ追い出されても仕方ないというテンションの精神状態だったようです。
この育った背景が見えないことで、清霞が不信に思い、斎森家について調査しています。美世のことをもっと知りたいという想いからです。
美世は、良縁に恵まれて本当に良かったですね。こんなに心配してくれる旦那さまに巡りあえました。
まとめ
美世は、自覚していませんでしたが、異能がありました。その異能をうまく使いこなせていけるか、異能があることがわかったことで、どう物語が展開していくか、そこがこれから面白くなっていくところです。
はじめの頃は、美世は清霞に助けてもらうシーンが多いと思います。物語が進むと、美世の方が清霞を自分の異能でもって助けるシーンも出てきます。パートナーと助け合ってですね。
今後とも美世と清霞のやりとり、進展を楽しみにしていきたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。