この記事では、大人気作品「薬屋のひとりごと」の対象年齢について考察してみます。
薬屋のひとりごとの対象年齢が高校生以上なのか、子供向けではないのか?という疑問に対してのアンサー記事です。作品の内容や読者の声の中から、対象年齢について考えてみます。
対象年齢は、小学生、中学生、高校生のどの辺りなのでしょうか?そういう年齢が気になるということは、子ども向けではないということでしょうか。
そうした疑問にお答えする記事になっています。
薬屋のひとりごとの対象年齢は高校生以上?
薬屋のひとりごとの対象年齢は、ズバリ中高生以上でしょう!
対象年齢は、ズバリ、中高生以上でしょう
「対象年齢が中高生以上である」と思われる理由を「3つ」説明いたします。
理由①連載の雑誌が青年誌
「薬屋のひとりごと」は現在、『月刊ビッグガンガン』『月刊サンデーGX』で連載中です。それぞれ青年誌です。青年誌自体は、基本的には高校生以降が対象です。
主人公の猫猫(マオマオ)は、娼館(しょうかん)育ちです。娼館という、大人な世界。一部アダルト要素もあるため、高校生以上という考え方があります。娼婦、宦官など少し大人な表現も含まれていますので。
娼婦(しょうふ)という単語を小学生や中学生に説明するときに、少し特別な大人なお話が必要ですよね。そういった意味で、少し物事のステップを踏めた方が良いのでは?と考えます。
性的な表現は、少女用のマンガなので、あまりないですが、多少は含まれています。なので、小学生よりは中学、高校生以上向けと言えるのではないでしょうか。
理由②薬の知識が小中学生の理科の内容で理解できる
「薬屋のひとりごと」は、ミステリーの要素も強く、薬学の知識を生かして問題を解決していきます。それらの知識が、小中学生の理科の知識レベルで理解できるものが多いです。学習教材になりうる作品です。
このことから、小学校高学年から中学生が読んでもいい作品と言えるかもしれません。中学校の図書館にラノベが置かれている学校も一部あるそうです。
勉強になるという点は、とても魅力的ですね。しかし、理由①の年齢的な問題があるので、もう少し大人になってからね、ということが言えるかも。
ただ、R指定がある作品ではないです。そこは、自由です。読ませる親?が判断すればいいことで。まぁ、楽しければ、禁止しても子どもが勝手に読みますけど。
理由③解説が多い「猫猫の後宮謎解き手帳」の方は、中学生でも理解できる
「薬屋のひとりごと」には2種類のコミックが存在します。『月刊サンデーGX』の方=「猫猫の後宮謎解き手帳」の方だと、分かりにくいシーンで、補足説明が入っていることが多いです。
これは、説明があれば、中学生でも理解できます。勉強しながら、楽しく読みすすむことができます。
アニメでかつ、ためになるという点で、ポイントが高い漫画ですね!薬学の知識が出てくるので、薬屋のひとりごときっかけで、薬学部を目指すなんて生徒もいそうです。そういう志を持った中高生にはぴったりではないでしょうか。
以上の3つの理由から、薬屋のひとりごとは中学生、高校生以上が望ましいと考えます。
まぁ、子どもの精神年齢もさまざま、興味もさまざまです。なのであまり型にはめて、小学6年生はダメ!とかいうこともないのではないかと個人的には思います。
薬屋のひとりごとは子供向けではない?
「薬屋のひとりごと」は、主に女子高生の支持を集めているようです。けど、子ども向けではないのでしょうか?
薬屋のひとりごと作品は、あからさまにエッチなシーンがあるような作品ではありません。しかし、扱う内容が後宮という性格上、大人の女性たちのドロドロした人間関係があります。
そのドロドロした関係は、例えば、内部の人間関係や身売りなど、子どもにはそぐわない内容も含まれています。
薬学の知識が身に付くのは子ども向けかもしれません
薬学の知識が身に付くという点では、とても勉強になって良い作品だと思います。しかし、こうした、子供向けにそぐわない内容も含まれるとなれば、少し親としては読ませたくない漫画かもしれませんね。
ただ、いろいろ勉強になって良いのでは?と考えて、子どもが読んでしまってもいいのではないかと個人的には思います。子ども向けではないけど、読んでも問題なし。ではないかと。
際どいシーンやグロテスクな場面はある?
「薬屋のひとりごと」には、エッチなシーンも多少はあります。キスシーン、ディープキスシーン。花街という舞台の特徴として、女性が発情するような描写もあります。ただ、直接的なシーンはありません。
グロテスクな場面としては、人が死亡してしまうシーンがあります。自殺や他殺もあります。謎解きミステリーの要素もあるので、そういうのも含めての作品です。
親として、こうしたエッチシーン、グロテスクを避けたいのであれば、子どもに見せないというのも一手でしょう。
まとめ
「薬屋のひとりごと」の対象年齢は、おおよそ中学生、高校生以上である、という結論。これについて、さまざまな観点から論じてみました。
満を持して2023秋冬のアニメ化。男女問わず、中高生を虜にしている漫画だということがよくわかりました。2025年1月からはアニメ第2期も決定。2クール半年間またテレビで楽しめます♪
ミステリーと軽めの恋愛、そして薬学の知識で勉強にもなる。面白くてお得な作品です。
これからも、「薬屋のひとりごと」の行く末を見守っていきましょう!